小学校に上る前の子供に英語学習させたいけど、費用が高くて、と悩んでいるママやパパに無料で視聴できるNHKの英語番組、Eテレがおすすめです。
映像と一緒に英語版と日本語版を聞いて学ぶことで、子供の理解が深まります。
プリスクールや英会話教室の費用的な負担は避けて通れません。そんな親御さんにも手軽に子供が英語に触れられるため、「NHK英語番組のEテレ」がおすすめです。
NHK Eテレ英語番組は子供にとって、その情報の意味が理解できなくても、映像を通して何を意味しているの分かるので初期の英語学習としては最適です。
特に、身近な人の真似をしたがる2歳から3歳くらいのお子さんにNHKの英語番組はおすすめです。
その時期から、NHKの英語番組を通してネイティブスピーカーの発音を聞かせると、自然とリスニングとスピーキングに効果があります。
この記事では、NHK英語番組のおすすめな選び方からおすすめのEテレ番組をご紹介します。
NHK英語番組のおすすめな選び方
子供が効果的に英語学習するためには、子供が自然に英語に触れる環境に身を置くことが大事です。特にクオリティが高ため、NHKの英語番組はおすすめです!
英語への興味をかきたてて、面白いと感じるような番組を子供に見せましょう。
プリスクールや英語教室に通っているお子さんも、一緒にNHKのEテレで学習することでより英語力が向上するので、おすすめです。
グローバルに活躍するように育てたいと考えている親御さんは、より英語に触れる機会を増やすためにも、ぜひNHKのEテレをうまく活用してみましょう。
NHKの英語で子供が好きなアニメ番組を選ぶ
アニメが好きな子供はたくさんいます。
私の子供も、自分が興味のあるものは覚えるのが早く、キャラクターの台詞を気に入ると繰り返し言いながら、身振りを真似しています。
その記憶力を上手く利用し、お気に入りのアニメの中に英語の要素を取り入れると、効率的に英語学習することができます。
NHKの英語で副音声があるテレビ番組を選ぶ
テレビ番組によって、日本語から英語に音声を切り替えることができます。
子供は繰り返し学習で覚えるので、NHKの英語番組の副音声機能を上手く利用すればリスニング力が向上します。
字幕機能があれば、最初は日本語にすることをおすすめ。
字幕のスピードが早くて所々しかわからなくても、音声と一緒に映像を何回も見ることで少しずつ英語を聞く力がつきます。
何度も見て字幕なしで映像を理解するようになれば、今度は字幕なしでみてみましょう。
また、子供の様子に合わせて、字幕も英語にするとリーディング力も身に付きます。
NHKの英語で放送時間が短いテレビ番組を選ぶ
さらに、放送時間が短いと子供は飽きずに集中して観ることができます。
その日の子供の機嫌や好みがあるので、テレビ番組が面白いものでも長すぎると途中で見飽きてしまいます。
NHKの英語番組は、比較的子供が見飽きない範囲の時間内で放送しているので、上手く利用できます。
NHKのEテレ英語番組でおすすめなコンテンツ
子供が日常的に見るテレビ番組は、NHKのEテレが多いです。
NHK番組は音声切り替えが可能で、子供が見飽きない程度の放送時間が設定されているためです。
そこで、今回はNHKのEテレでオススメの番組を紹介いたします。
ミッフィーのぼうけん
子供なら誰でも知っている、うさぎのキャラクター「ミッフィー」がおすすめ。
仲間たちが繰り広げる日常は、絵本感覚でゆっくりと見ることができます。
主に日常生活で使われる英語表現が多いので、非常に覚えやすく、普段の会話でも簡単に使うことができます。
話している内容が分からなくても、ミッフィーと仲間たちの可愛い動作を見ていると、自然と内容を理解することができます。
元々は、5分番組「アニメ ブルーナの絵本」という作品がオランダで制作されました。
誕生60周年と記念してCGアニメとなり、まるでテレビから飛び出してくるような映像で大人も夢中になります。
2016年4月から3DCGアニメとなり、タイトルが「ミッフィーのぼうけん」として現在も放送されています。
音声は日本語からイギリス英語に切り替えることができます。
放送時間 | 毎週日曜日 午後5時25分~午後5時30分(最終日曜日は放送休止です) |
---|---|
対象年齢 | 0歳~6歳程度 |
きかんしゃトーマスとなかまたち
特に男の子は大好きなアニメなのでおすすめ。
世界的人気を誇る「きかんしゃトーマス」は、現在世界180以上の地域・55の言語で放送されています。
日本では1990年にテレビアニメがスタートし、2020年4月よりNHKのEテレで第23シリーズがスタートしました。
きかんしゃトーマスの始まりは1943年、イギリスの牧師ウィルバート・オードリーがはしかを患った息子・クリストファーのために話し聞かせた機関車のお話です。
主人公の青いボディの頑張り屋トーマスが、おなじみのソドー島を舞台に仲間とのエピソードを放送しています。
ソドー島の他に、中国、インド、オーストラリアなど他国に渡っているので、英語だけではなく、国の文化と風景も楽しむことができます。
また、その国で出てきた機関車の装飾もその国に合わせたデザインになっているので、子供の興味を掻き立てることもできます。
トーマスの音声も、日本語からイギリス英語へ切り替えが可能です。
放送時間 | 毎週日曜日 午後5時30分~午後5時50分 |
---|---|
対象年齢 | 3歳~6歳程度 |
えいごであそぼう with Orton
大きなクジラOrtonの背中にある街「オートンタウン」を舞台に、アルファベットの音を使って遊びながら覚える番組なので、おすすめ。
これまでは、テレビ番組を副音声にしながら英語学習できる番組をご紹介しましたが、「えいごであそぼう」はオールイングリッシュではなく、日本語も含まれています。
子供の英語学習には少し物足りないと感じるかもしれません。しかし、アルファベットの音に注目しているのが、番組のクオリティの高さだと感じます。
英語の発音ルールであるフォニックスは、日本語圏の子供が日本語を学ぶように、英語圏の子供は最初にフォニックスを勉強します。
例えば、appleならエイ(文字の読み方)・ア(発音ルールの音)・アッポー(単語の読み)のように学びます。
日本語圏の子供は、フォニックスを学ぶ前にアルファベットの読み方を先に学ぶため、単語を読もうとしても読めないことがあります。
「えいごであそぼう」は、アルファベットの音を使って色んな読み方があることを、実験・歌・アニメなどで教えています。
子供のころから発音ルールのフォニックスを身に着ければ、聞き取りや発音が自然とできるようになると同時に、聴覚が英語に慣れて、英語学習が楽しくなります。
放送時間は10分間なので、日本語のサポートも得ながら、アルファベットの音を意識して学習できます。
放送時間 | 【午前】(木・金)8時25分~8時35分 (土)6時45分~6時55分 【午後】(月~金)17時10分~17時20分 |
---|---|
対象年齢 | 幼児~小学校低学年 |
えいごでがんこちゃん
異文化コミュニケーションをテーマにしていた「ざわざわ森のがんこちゃん」のスピンオフ番組の「えいごでがんこちゃん」です。
ペンギンのリアン君と恐竜の女の子がんこちゃんと仲間たちが、英語と通してコミュニケーションを取る物語なので、おすすめ。
英語しか話せないリアン君と英語が話せないがんこちゃんの設定が、英語学習をする子供にとって親近感があり、楽しく見ることができます。
例えば、リアン君とがんこちゃんがカップケーキを食べ終えると、リアン君が「One more please」と言うと、最初がんこちゃんはリアン君が何を求めているのか分かりませんでした。
しかし、リアン君が同じ言葉を何度も繰り返したところ、「もう1個食べたい」という意味だと理解できました。
このように子供が英語を理解していない状態でも映像と音声を通して意味を理解できることに結びつきます。
放送時間 | 毎週木曜日 午前9時50分~9時55分 |
---|---|
対象年齢 | 小学1年生~小学2年生 |
エイゴビート2
モデルのすみれさんと子供たちが、チャンツをしながら毎週出てくるキーフレーズ(How many~など)を学んでいきます。
チャンツとは、英語をリズムに合わせてラップのように繰り返し言っていく学習方法です。
チャンツは、学校の指導方法としても取り入れられており、ゲーム感覚要素も含めながらキーフレーズを繰り返し発することで、発音とイントネーションを鍛えることができます。
子供は、リズムに合わせた繰り返し作業を記憶しやすいので、おすすめのテレビ番組です。
また、「英語で弟子入り」のコーナーでは、ある職種のマスターに弟子入りして、英会話をしながら学んでいます。
チャンツで覚えたキーフレーズを使えば、さらに理解を深めることができます。
子供はキーフレーズを覚えても、実際に使用する機会がないと英語スキルを伸ばすことは難しいです。
エイゴビート2を通して、どういった場面で英語のキーフレーズを使用しているのかを学ぶことが大事です。
あとは、親子で一緒に英会話をすることもコミュニケーションツールの一つになります。
放送時間 | 毎週木曜日 午前9時55分~10時5分前期 毎週金曜日 午後3時45分~3時55分前期 |
---|---|
対象年齢 | 小学3年生~4年生 ※キーフレーズを繰り返すので、小学1~2年生の低学年でも見やすいです |
おすすめの英語動画教材(Eテレ以外)
子供は、NHK Eテレ以外のテレビ番組でも英語学習することができます。
もちろん無料で見られるテレビ番組を紹介しているので、子供の好みにあった番組を選ぶことができます。
GO!GO!チャギントン
タレントのつるの剛士さんと子供たちがナビゲーターとして出演しているアニメ番組でで、オールCGで制作されています。
幼い見習い列車のウィルソン・ココ・ブルースターの三人が、様々な先輩列車との出会いを通して学び、共に成長していく物語です。
タイトルの「チャギントン」とは、様々な列車が人間たちと共に仕事をし、一緒に住んでいる街のことです。
「GO!GO!チャギントン」はきかんしゃトーマスと同様、イギリス英語です。
英語レベルは、英語圏で育った子供向けの内容なので、まだリスニングに慣れていない子供や最初の英語教育として使うのはやや難しいです。
しかし、コミカルな動きで子供が夢中になる内容なので、音声は聞き流しながら映像をメインにすることはできます。
20021年4月25日より、チャギントン公式YouTubeチャンネル「チャギントンちゃんねる」が開設されました。
チャンネルの中に、「えいごで言ってみよう!【ぼくもやってみる!】」というプログラムがあります。
チャギントンのワンシーンを日本語で聞いたあとに、英語でもう一度聞き、最後に発音します。
ワンフレーズを覚えるために、YouTubeチャンネルを利用することもおすすめです。
放送時間 | 毎週日曜日 午前6時15分~6時30分(フジテレビ)※BSフジは、毎週日曜日 8時30分~9時 |
---|
ペッパピッグ-Official Channel-
ペッパピッグは、YouTubeで公開されている番組で、可愛い子ブタの女の子ペッパピッグとその家族の物語です。
ゆったりとした口調でペッパピッグが家族と話している場面、そして「ブッ」と鼻を鳴らすときがとても可愛いです。
比較的音声はゆっくりで子供も聞きやすく、個性的なキャラクターも出てくるので見飽きることがありません。
内容は、家族との日常生活を分かりやすく表現しているので、映像を見ているだけで何を話しているのが推測しやすいです。
例えば、家族でトマト狩りに行き「taste」というワードが出てきてペッパピッグがトマトを食べて「yummy」と言ってほほ笑んだ場面を見ただけで、試食をしたトマトを美味しいと言ったと推測できます。
また、電話の出方や買い物風景など英語圏の生活をアニメーションで表現しています。日常生活で使いやすい英語表現も多いので、覚えれば実生活ですぐに使うことができます。
ライブ配信もしているので、聞き流しをするのにもピッタリです。
パウ・パトロール
テレビ東京の番組で、個性的な6匹の子犬たちと主人公・ケントが、チーム「パウ・パトロール」を結成し、アドベンチャーベイで起こる様々なトラブルを解決していくお話です。
カナダで制作されたテレビアニメ、パウ・パトロールは現在160か国以上で放送されていて、日本では2020年からシーズン7を放送しています。
毎回、難題解決に適した子犬が選ばれ、色んな乗り物が出てくるので、特に男の子の心を鷲掴みにします。
例えば、警察車両を乗りこなすリーダー格のチェイス、消防車を乗りこなすチームのムードメーカーのマーシャル、ヘリコプターを操る元気いっぱいのスカイがいます。
さらに、各キャラクターには決め台詞があり、全て韻を踏んでいます。
「on a all」は、パウ・パトロールたちが出動するときに使うフレーズで「順調だ!」という意味です。
「Give it a try」は、「試しにやってみよう」という意味です。結果を恐れず、迷わずにやってみようというニュアンスが含まれています。
公式YouTubeチャンネルでは、全て英語音声になっているので、テレビ番組を見た子供に見せて学習を進めるのもおすすめです。
放送時間 | 毎週金曜日 午後5時55分から放送(テレビ東京) |
---|
まとめ
子供はテレビ番組の情報の意味が分からなくても、映像を通して意味を理解することができます。
放送時間や物語の内容など、お子さんのレベルや好きなものに合わせてテレビ番組でお子さんの英語力をアップさせましょう。
子供が効果的に英語学習するためには、身近なテレビ番組の活用がかかせないです。
プリスクールや英会話教室がお休みの日、これから英語教育を始めようと考えている方は、是非子供の好きなアニメ番組でもある、NHKの英語番組がおすすめです。また、そこから子供の英語学習を始めてみるのもよいのではないでしょうか。